■ R1200Rと行く旅の追憶

皆様、ツーリングライフを楽しんでいらっしゃいますか?この夏、東奔西走し、様々な思い出を残された
と思います。 歩く日本地図の私もこれまで、BMWを旅の相棒として、全国各地を巡ってきました。
今回はR1200Rを相棒に、南東北・北関東エリアを探索。ロードスポーツバイクのR1200Rは、ロングツ
ーリングでどの様な表情を見せるのか…。旅の追憶と共に、R1200Rのツーリングインプレッションをお
届け致します。


 Capter 01  ハイウェイ750km先の異国・蔵王へ


蔵王エコーライン、宮城県側入口に立つ鳥居。

蔵王エコーライン、宮城県側の駒草平にて。


蔵王といえばこの「お釜」。天候や日差しによって湖水
の色が変わることから「五色沼」とも呼ばれています。

標高1,500mmを越えるエコーラインからは、周辺の山
の頂が幾つも重なる姿が拝めます。


西蔵王高原ラインの西蔵王公園にて。人影も無く、
穴場のスポットです。
夕日が沈む蔵王山。場所はヒミツ…。

本日の宿「蔵王坊国設野営場」にて。この日の走行距離約950km也。
約750kmの高速ステージでは、120km/hを越える巡航は当然のこと
ながら苦手です。 しかし、全てにナチュラルなポジション(乗車姿勢)
により、100q/h巡航なら、いつまでも走れてしまいます。
もっとも、高速では急かされる気持ちにならないのが、ロードスターな
のです。 軽量な車両重量(230s)により、レーンチェンジは軽快その
もの。 独自のサス機構により大きな段差の吸収力、直進安定性は抜
群です。 しっかりとした接地感で気持ちに余裕が生まれます。
 
燃費はパニアに荷物満載して約22q/Lと好燃費。流れる景色と、
ボクサーツインが生み出す鼓動感を感じながらが楽しめる高速ステ
ージです。 しかし、1日でこれだけの距離を走っても、まだ走り足りな
いと感じたのは初めての経験でした。  



 Capter 02  山岳ロードの宝庫・磐梯山へ


「日本の道百選」にも選ばれた磐梯吾妻スカイライン。
そのメインスポット「浄土平」。スカイライン北側は
低速コーナーが連続し、南側は中高速コーナーが現
れる周辺でNO.1の山岳ロードです。
吾妻小富士に登り、浄土平を眺める。


スカイバレーに建つ最上川源流の碑。スカイバレーは、
山深き山岳ロード。 展望は少ないですが、リズミカルな
コーナーが楽しめます。現在無料化されてます。
猪苗代スキー場よりみた磐梯山。


西蔵王高原ラインの西蔵王公園にて。人影も無く、
穴場のスポットです。

西蔵王高原ラインの西蔵王公園にて。
人影も無く、穴場のスポットです。

2日目の宿「曽原湖キャンプ場」にて
この日は、山岳ワインディングを堪能してきました。ワインディングでは、やはりこの軽量な車体が生み出す慣性力が醍醐味となります。内側ステップ加重たけで、瞬時に切り返しのモーションに入れ、コーナー中は転倒のリスクなど感じないほどの安定性(接地感)を与えてくれます。登り急勾配では、もう少しパワーが欲しいと感じますが、必要にして十分です。ピーキーなエンジン特性ではないので、多少ラフにアクセルを操作しても、車体が乱れる事はありません。濡れた路面では、この特性が非常に有効になります。ノーズダイブの少ないテレレバーにより、思い切ったブレーキングでも身体の挙動が少なく、ライディングに集中できます。ロードスターは、人がアクションを起こさずとも、馬がちゃんと仕事をしてくれます。そういった意味で、このステージでも安定走行が可能です。   



 Capter 03  夏の定番・混雑する那須高原へ


那須高原には、天狗の面で有名な北温泉や、9尾の
狐の妖怪が石に化けて、近づく者に毒気を出して命を
奪った伝説がある殺生石など、見所満載です。

ロープウェイ山頂から登ること30分。振り返ると、
天と地の境界線がはっきりと見える程、壮大な風景
が広がります。



更に険しい山岳路を登ること40分。茶臼岳山頂に到着。
気温23度。お子様でも登頂できるので、時間のある方は是非!
この時期の那須高原周辺は、渋滞必須です。渋滞は誰とて嫌なもの
です。その中でもこのロードスターは、必要にして十分な低速トルクが
あるので、トロトロ運転も苦になりません。又、BMWにあって足付き性
がいいので、ストップ&ゴーを繰り返す街乗りでも安心です。
(ちなみに私171cmで両足のかかとが少し浮くくらいです)

ネイキッドモデルということで、ハンドルの切れ角は十分。これならUタ
ーンも楽にこなせます(が、ボクサーエンジンの特性に慣れてからの
方がよいでしょう)ブレーキも、このシーンでは良いフィーリングです。
唯一気になるのは、轍や悪路に足を取られやすく、車体が結構ふられ
てしまう所です。

これは軽量故のことなのでしょうが、神経を使います。
キビキビとした走りから、徒歩くらいの走りまで、臨機応変に対応して
くれるロードスターでした。



BMWのスタンダードモデルとして君臨するR1200R「ロードスター」。スタイリッシュな容姿と洗練されたボクサーエンジンの造形美は、脈々と受け継がれてきたBMW伝統の集大成とも言えよう。どこまでもスムーズ、且つしなやかなエンジンは、乗り手に余裕を持たせ、開放感あふれる感情を抱かせてくれます。いつまでも・どこまでも乗り続けたい…、モーターサイクルとして求められる素質を、このロードスターは気付かせてくれるでしょう。それは、旅の中だけでなく、街中・ワインディングでも同じことです。そういった意味で、快適さだけでなく、楽しさや面白さと言ったものがぎっしりと詰まったモデルだと言えます。イメージだけでない、走らせて初めて感じる感覚
なのです。 このロードスターの真骨頂は、乾燥重量198kgという軽量な車体と低重心の設計から生まれる運動性能でしょう。1169ccの大排気量から発生する109psのパワー+低いギア比の恩恵で、どんなステージでも、軽快且つ俊敏なライディングを約束します。登り急勾配では、もう少しパワーが欲しいと思う事がありますが…。そんなロードスターも、アクセルのツキに少し「ダルさ」を持たせ、思い切ってワイドオープンにすることが出来ます。この特性は、特に雨の日に安心感を与えます。神経質なアクセル操作を求めず、ライディングに集中できるのです。こういうシーンでは、疲労の度合いが大きく異なってきます。 どこか突出していることが無く、全てにおいて均一に高性能を誇るロードスター。スタンダードモデルと紹介しましたが、決してそうとは言い切れないと感じた4日間の旅でした。今このロードスターは、多くの方へ更に身近な存在となっております。新たに設定された「ローダウン仕様」により、女性の方のお問い合わせも頂いております。又、特別限定車(100台限定)として、アルピンホワイトに身をまとったロードスターも登場!今ショールームに展示中です!試乗車も当然ございますので、見て、乗って感じてください。スタンダードモデルと言わせない何かを見つけることが出来るでしょう!!




                                              掲載日:2008年10月21日 ライター:営業部 / 吉田 治正